今年初めのダニ予防|Otani Bee Farm
週末は20℃を超えて暑い日になりました。
Otani Bee Farmのみつばちたちも元気に飛び回っています。
暖かくなってきて女王バチの産卵も順調。幼虫や蛹も増えてきて
この時期に気になってくるのがみつばちに寄生するダニ。
ミツバチヘギイタダニ
このダニはみつばちがまだ幼虫の時に寄生する小さなダニで、
寄生したミツバチの体液を吸って成長します。幼虫~蛹間に寄生されたみつばちは
羽根が縮れてしまう発育不全を起こして飛べない成虫になってしまいます。
何も対策しないとダニは増殖し続け、やがてはみつばちの群れが滅んでしまう、
小さいながらも強力な寄生虫なのです。
一般的な対策は、「アピスタン」「アピバール」農薬系のダニ駆除剤の投与。
日本では法律で認められていて、多くの養蜂家の方が利用されているようです。
ただしはちみつに溶け込んだり残留したりするので、そういったはちみつは商品として流通できません。
使用方法が定められていますが、このあたりはどの養蜂家でもシッカリ守られているのかはナゾです。
その点Otani Bee Farmはこれら農薬系薬剤は一切使用していません。
代わりにみつばち自体が元々持っている、はちの毒に含まれる「ギ酸」を使っています。
ギ酸を適切な濃度に希釈して脱脂綿などに浸透させて巣箱に入れます。
適量のギ酸はダニの皮膚を浸透してやっつけます。みつばちはダニより肌が厚いので
浸透しないため(しにくいため)死ぬことはそうありません。
適量での使用のためはちみつにも残留することがないので、オーガニックなダニ対策と言えます。
最近はダニが猛威を振るっているという話を聞くので、対策は怠りなくやらないと・・・。
みつばちたちがダニに侵されないよう常に気を配りながら、
埼玉県嵐山町、日高市のオーガニックな生はちみつを集めていきたいです。
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